1951年生まれ、徳島県出身。
74年に太田省吾率いる転形劇場に入団。「水の駅」をはじめ一連の“沈黙劇シリーズ”などで演技力を磨く。80年、高橋伴明監督の『緊縛いけにえ』で映画デビュー。88年の転形劇場解散後も舞台、映画、TVへの出演を続ける中、北野武監督作『ソナチネ』(93)のヤクザ役で注目を浴びた後、映画、テレビドラマに欠かせない俳優として幅広く活躍。主な出演作に『ポストマンブルース』(97/SABU 監督)、『犬、走る DOG RACE』(98/崔洋一監督)、『エクステ』(07/園子温監督)、『ネコナデ』(08/大森美香監督)、『蜜のあわれ』(16/石井岳龍監督)、『シン・ゴジラ』(16/庵野秀明・樋口真嗣監督)、『アウトレイジ 最終章』(17/北野武監督)、『教誨師』(18/佐向大監督)など。2018年2月、惜しくも急逝。
1968年生まれ、東京都出身。
1992年にドラマ『君のためにできること』で女優デビュー。その後、テレビドラマ「HERO」「Dr.コトー診療所」など、数々の話題作に出演し、人気を博す。また、女優業のほかに写真家としての顔も持つ。主な出演作に『奇跡』(11/是枝裕和監督)、『すべては君に逢えたから』(13/本木克英監督)、『絶壁の上のトランペット』(16/ハン・サンヒ監督)、『心が叫びたがってるんだ。』(17/熊澤尚人監督)、『劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』(19/瑠東東一郎監督)など。
東京都生まれ。
代表作に『おかあさん』(52/成瀬巳喜男監督)、『ひめゆりの塔 』(53/今井正監督)、『東京物語』(53/小津安二郎監督)、『近松物語』(54/溝口健二監督)、『どん底 』(57/黒澤明監督)、『深い河 』(95/熊井啓監督)など、日本映画史に残る巨匠たちの傑作に数多く出演。『式部物語 』(90/熊井啓監督)でキネマ旬報助演女優賞、『まあだだよ 』(93/黒澤明監督)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞などを受賞。同年、毎日映画コンクールにて長年の業績を称えられ田中絹代賞が贈られた。98年秋、紫綬褒章、04年秋、旭日小綬章を受賞。20年、『峠 最後のサムライ』(小泉堯史監督)の公開が控えている。
1975年生まれ、東京都出身。
1996年、映画『331/3r.p.m』(木澤雅博監督)でデビュー。その後、数々の映画、テレビドラマ、舞台、CMなどに出演。主な出演作に『月光の囁き』(99/塩田明彦監督)、『美代子阿佐ヶ谷気分』(09/坪田義史監督/主演)、『ハーメルン』(13/坪川拓史監督)、『殺人鬼を飼う女』(19/中田秀夫監督)、『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(19/瑠東東一郎監督)、『カゾクデッサン』(20/今井文寛監督) など。また、アニメ『秒速5センチメートル』(07/新海誠監督)では主人公の声を担当。実力派俳優として幅広く活躍中。
東京都出身。
映画『YUMENO』(05/鎌田義孝監督)で鮮烈な主演デビューを飾る。『夢の中へ』(05/園子温監督)、『ハッピーエンド』(08/山田篤弘監督)、『ヘヴンズ ストーリー』(10/瀬々敬久監督)をはじめ数多くのインディーズ映画に出演。『どんずまり便器』(12/小栗はるひ監督)で夕張国際映画祭最優秀女優賞を受賞。主な出演作に『64-ロクヨン-』(16/瀬々敬久監督)、『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』(17/滝田洋二郎監督)、『雪子さんの足音』(19/浜野佐知監督)、『エリカ38』(19/日比遊一監督)など。主演を務めた『赤い雪 Red Snow』(19/甲斐さやか監督)では、2019 Los Angeles Japan Film Festivalにて最優秀俳優賞を受賞。
1942年生まれ。福岡県出身。
さまざまな職業を経て、植木等の付き人兼運転手として芸能界入り。「シャボン玉ホリデー」でデビュー後、「笑って!笑って‼60分」「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」などバラエティで活躍し、コメディアンとして一世を風靡する。俳優としても、NHK連続テレビ小説「走らんか!」(95)はじめ数多くのドラマや映画、舞台に出演。2011年、日本喜劇人協会の第10代会長に就任した。師匠・植木等とのエピソードを綴った著書「のぼせもんやけん」(竹書房)が、「植木等とのぼせもん」(17/NHK)と題してドラマ化され話題となった。近年の出演作は、『エリカ38』(19/日比遊一監督)、舞台では
「『うつつ』小松政夫の大生前葬」(19)など。
1994年3月28日生まれ、群馬県出身。
2010年に『告白』(中島哲也監督)で映画デビュー。主な出演作に『スープ~生まれ変わりの物語~』(12/大塚祐吉監督)、『悪の教典』(12/三池崇史監督)、『渇き』(14/中島哲也監督)、『平成土佐の一本釣り』(16/蔵方政俊監督/主演)、『高崎グラフィティ。』(18/川島直人監督)、『レディinホワイト』(18/大塚祐吉監督)、ほか舞台、ドラマ、CMなど数多くの作品に出演。また10万人に1人か2人と言われる難病・脊髄性筋萎縮症をテーマにした短編映画『Bon Voyage ボン・ボヤージ SMAの勇者ここに誕生』(19/三ツ橋勇二監督)では主演を務める。3/2~15には、舞台「カノン」(作:野田秀樹・演出:野上絹代)で初主演を務めた。
1975年生まれ、神奈川県出身。
橋口亮輔監督作品『二十才の微熱』(93)、『渚のシンドバッド』(95)で注目を浴びる。数々の映画、テレビ、CMなど多方面で活動中。主な出演作には『私の叔父さん』(12/細野辰興監督)、『×××(キスキスキス)』(15/矢崎仁司監督)、『D坂の殺人事件』(15/窪田将治監督)、『屋根裏の散歩者』(16/窪田将治監督)、『貌斬り KAOKIRI~戯曲「スタニスラフスキー探偵団」より~』(16/細野辰興監督/主演)など。また、自身が撮影した初のデジタル写真集「CRP JAPAN yokohama underground vol.1 街角たち」を出版するなど、多才な一面をみせる。
2000年生まれ、北海道出身。
2012年に女優デビュー。13年に「神様のイタズラ」(BS-TBS)と「三人のクボタサユ」(NHK)で主演に抜擢される。またNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(17/NHK)、「過保護のカホコ」(17/NTV)、「この世界の片隅に」(18/TBS)、「左ききのエレン」(19/MBS)にて存在感を示す。主な出演作は、『疾風ロンド』(16/吉田照幸監督)、『ハローグッバイ』(17/菊地健雄監督/主演)、『サヨナラまでの30分』(20/萩原健太郎監督)など。2月8日から放送の「鈍色の箱の中で」(20/EX)と今秋公開予定の『叩き壊すほどに君へ-WADAIKO†GIRLS-』(奥秋泰男監督)では主演を務める。
1929年生まれ、島根県出身。
1951年、「ぶどうの会」に入団。65年には「変身」を結成し、小劇場運動の先駆けとして活動。71年の「変身」解散後は舞台演劇のみならず、映画・テレビ・ラジオなどにも多数出演。テレビドラマ「Dr.コトー診療所」シリーズでは村長役で親しまれた。代表作である独演劇「土佐源氏」は、67年の初演以来、半世紀にわたって国内のみならず海外でも絶賛される。18年、88歳で上演1200回を突破。85年、紀伊国屋演劇賞特別賞、00年、旅の文化賞を受賞。また主な映画の出演作には、『ハーメルン』(13/坪川拓史監督)、『赤い雪 Red Snow』(19/甲斐さやか監督)など。